せーなの話

日記と作詞とひとりごと

ルービックキューブ23.11.29

今日は、電車で音楽を聴いた。

普段は音漏れが怖くて、新幹線でしか聞かないと決めてるんだけど、今日は聞きたい気分でして。

帰りの電車。夜の22時過ぎ。

飲んできた感じの人とか、疲れている人が多い。

そんな中、目の前に座っている男子高校生は、ルービックキューブをしていた。

私は驚いた。

周りは、スマホを見てたり、眠っていたりする人ばかり。しかし彼は、ルービックキューブをしている。

夜も遅くて疲れているだろうに、熱心に取り組んでいる。

手つきは上級者だが、時々スマホを見ている様子から、やり方を見ながらしているんだとわかる。

なんだか、かわいいような、いとおしいような。この世の電車時間の有効活用として、ルービックキューブが当たり前になってほしいと思った。

彼のルービックキューブ完成を密かに待っていたのだが、なかなか完成しない。

最後の一面とその側面一列がなかなか揃わない。

わかる。難しいよね。私も一時期、動画見ながらルービックキューブ完成させてた時があるから、何かミスってしまってるんだろうなっていうのはわかる。

でも、何が間違っているのかはわからない。わかる能力があっても、ミスがわかるまで凝視できないし、できたとしても声かけてアドバイスできるわけない。

新手の不審者だろう。

どうせアドバイスできないなら、なぜ完成できないかというのがわからなくてよかったと思った。

何駅か過ぎた。ついに彼は降りていった。

未完成のルービックキューブを持って。

彼がやり方など見ないでルービックキューブを完成させている未来を期待している。

 

音楽を聴いていた私は気にならなかったことだが、隣の人とかはルービックキューブのカシャカシャする音が非愉快になる可能性があるか…。

逆に、ASMRっていうの?音が心地いいって思ってくれる人もいるかもしれないね。

私もまたチャレンジしようかな。まずは家の中で。