せーなの話

日記と作詞とひとりごと

卒業24.3

大学を卒業しました!

 

卒業するからといって、次が決まってないので、やりきったみたいな感情はなかった。

でも、卒業式を終え、帰る時にやっと実感が湧いてきて、もうここに来ることはないということが寂しく思えた。

私の大学生活はコロナ禍から始まり、友達どころか知り合いもいない中でリモート生活が始まった。

世間は緊急事態宣言が解除され日常を取り戻しつつある中でも、サークルの活動許可はおりず、大量のミニレポートが溜まるばかりだった。

「コロナが怖くて出かけられない」から、「授業があるから出かけられない」に変化していった気がする。時間的には外に出られたのかもしれない。バイトを頑張っていた子もたくさんいたようだ。でも私には気持ちの余裕がなかった。常に何かに追われていた。孤独で、どうしようもなくて。

そんな中でも、私はサークルに入ってしたいことをしようとした。まず入学と同時に入学前から入りたかった分野のサークルに所属した。

しかしながら、もちろん活動はできず、本当に少しずつリモートそして対面で会えるようになっていった。2年生になり初めて対面で会った時、やめていった人も多かったから大半が1年生で、私も気持ちは1年生なのに2年生という先輩になっていて、自分から仲良くなりにいけなかった。

その後もいくつかサークルに入って、いくつかやめた。

それからいろいろあったと思う。後悔することもあった。でも、どの出会いも後悔はなく、素敵な人にたくさん出会えた大学生活だったと思う。

ただ、卒業した日の後のインスタのストーリーズで、「大学生活が楽しかった」「1年の頃はしんどかったけど充実した大学生活になった」「〇〇ちゃんありがとう」とかを見ると、複雑な心境になる。

特にインスタは幸せそうなところしか見せないから、「自分はどうか」をそれと比べたらもちろん病む。きっとこの人たちにもしんどい時はたくさんあったんだろうけど、私から見て、あまりにも眩しい。私は大学生活で何が残ったんだろう。

数や密度を比べたらキリがないけど、私にとって大学生活は必要だったと信じたいし、出会えたことが今後消えてしまうほどだったとしても、出会えてよかったと言い切れる。

 

卒業生の方、卒業おめでとう!次があってもなくても、今が笑顔でありますように。