せーなの話

日記と作詞とひとりごと

作詞[生きているだけ]

(人生が嫌になるほど自分に厳しくなってしまっている人、何事も100点じゃないと許せない人へ)

 

生きているだけですごいとか言いつつ

生きているだけではいさせてくれない

楽しく過ごせばいいとか言いつつ

楽しいことには辛いことが付き物

 

芽が出れば 綺麗な葉をつけることを望まれ

葉をつければ 花咲かすことを期待され

花を咲かせば より綺麗な花を求められて

できなければその時点で

捨てられて終わる

 

何も必要ないよ

出来ないことばかりでも問題ない

やる気が出なくたって 何も悪くはない

あれもこれもできて当たり前だと思って

当たり前の基準を高くしすぎて

生きているだけで辛いなら

もう何もしなくていいよ

時間を無駄にしていいんだよ

死ぬ以外ならなんだっていい

 

したいことをすればいいとか言いつつ

しなければいけないことが多すぎる

自由に生きればいいとか言いつつ

制約と責任ばかりが手に入る

 

この世には 未完成の常識が溢れている

囚われてちゃ 不完全な自分が嫌いになる

壊れかけた 音が鳴るぬいぐるみの結末

直らないから捨ててしまうのか

ただ飾るのか

 

間違えてないよ

正しいなんて不確実な言葉だ

曖昧が好きすぎるこの世界は 生きづらいの

何に縛られて 影響を受けて

それが間違いだと判断したの?

生きていることが辛いなら

何も気にしなくていいよ

考えすぎているんだよ

死ぬ以外ならなんだっていい

 

嘘つき

ずっと立ち止まっている訳にはいかない

でも 立ち止まったっていい

気にしないなんて無理でも

自分を責めないなんて無理でも

立ち止まっていい

前を向くのは「またいつか」でいい

怠けたってサボったって

自分を甘やかしたって

引きこもったって話せなくたって

生きる理由がなくったって

生きているだけでいい

あなたが生きていればいい

 

何も必要ないよ

出来ないことばかりでも問題ない

やる気が出なくたって 何も悪くはない

当たり前なんて思い込み

当たり前なんてはじめからなかった

生きているだけで辛いなら

もう何もしなくていいよ

時間を無駄にしていいんだよ

死ぬ以外ならなんだっていい